人生最高のおにぎり🍙



目が覚めた。


わたしは昨夜、行くあてがなくて。


ここなら安全かと


とある教会⛪️をみつけた


外で寝るなんて


人生初めてだもの


何処が安全かなんて


教会⛪️なら


教会⛪️なら


わたしの冷えた心を


救ってくれる?



すがりたかったのか?


誰かに?


何かに?


神様なんてもう信じない!


それでいてこの教会⛪️に?


我ながら矛盾している


誰も助けてくれるわけない!


いや、助けて。。。


教会⛪️の前で、


そうやって


いつの間にか眠り込んでしまった。




鳥の声が聞こえていた。


目が覚めた。


昨夜はここにそのまま


眠ってしまったのね。


わたしは。。。




すると、


足元に何かをみつけた。


大きな大きなおにぎりだった。


アルミホイルに包まれて。


大きなおにぎり🍙が2つ。


誰が置いたかはわからない。


わたしが寝てる間に


誰かが置いていったんだろう。




私はどうしたと思う?



「こんなの、要らない‼️」


わたしはそのおにぎりを


教会⛪️の壁に向かって


思い切り投げた。


壁に当たって、散らばる。


(誰かの施しなんて受けないから‼️)


怒りが込み上げてたんだ。


誰に?


施してくれた誰かに?


いや、違う。


惨めで情けない今の自分に。


惨めな自分に。




投げたおにぎりを2つ。


わたしは拾い集めた。



(ごめんなさい。。。ありがとう)



アルミホイルを綺麗にめくって


わたしはそのおにぎりを一口。


少しだけしょっぱくて


でも最高に


美味しかった。


美味しかった。



今でも忘れられない。



人生で一番。


最高のおにぎり🍙の味。



(見ず知らずの、

おにぎり🍙をくれた方へ。


わたしは今も生きてます。

ちゃんと生きてます。


心より感謝します。)