人混みの中、私は独り
「人混みの中が、イチバン孤独を感じる」
人混みの中。
スクランブル交差点。
青信号。
一斉に皆んな歩き出す。
私もその波に乗って。
行き交う人たちに遅れないようにと。
横断歩道。
道の真ん中でつまずいた。
動けなくて。
周りを見渡す。
行き交う人々。
立ち止まったのは私ひとり。
(波に乗れないの)
(同じように歩けないの)
多くの人々。
私だけ時が止まったかのようで。
独りで居るときは
こんな気持ち
感じたことなかった。
私だけが溶け込めない。
世界に私だけ取り残されて。
ねえ、誰か気づいて。
置いてかないで。
孤独なひとりの私を見つけた。
人混みの中、
イチバンちっぽけな私を。。
生きづらいのは精神疾患のせいか。
精神障害者になると、それに付属する経済的精神的問題がいつも日常にあるから。
そうじゃない大勢のひとたちから取り残されてしまう。そしてそれは時に「孤立」や「孤独」を産む。生きづらさから多くの人々が歩いている人生ゲームから脱落してしまう。
篭りきりなら感じないのに。大勢の中、つまり社会に飛び込むと「孤独感」や「孤立感」は余計身に染みる。
「人混みの中、ずっと1人でいる感覚」
私たちはそれを背負いながら生きていくことになるのね。
寂しさはいつまでも続くのかな。
歩みを止めてでも手を差し伸べてくれる誰か、寄り添って導いてくれる誰か。
その誰かに皆んな皆んな。
出会えますように。